大阪・梅田から神戸・宝塚・京都方面などを結ぶ鉄道「阪急電鉄」。
同社のターミナル駅「梅田」駅にかつて、関東人の筆者が初めて降り立った時驚いた7つの事をご紹介します。

ピカピカのツヤが美しい阪急電鉄の電車
①横に長い改札
阪急梅田駅の3階メイン改札口は、とにかく横に長いのです。

阪急梅田駅のメイン改札
写真はまだ全体の半分です。間に柱を何本か挟みますが、横一列で計42台の自動改札機が並んでおり、これは一つの改札口に並んだ台数としては恐らく日本一でしょう。

改札機がズラリ
②「1番線」ではなく「1号線」
ホームの自動放送が聞こえてきました。『みなさま、まもなく1号線に電車が到着します。』 …「1号線」!?

阪急電車は「番線」ではなく「号線」という
阪急電鉄では、ホームを「○番線」ではなく「○号線」と呼んでいるのです。
③広大なターミナル構造のホーム
阪急梅田駅は線路の末端の先に改札がある「ターミナル構造」で、いかにも始発・終着駅らしい雰囲気。

2013年に幕を下ろした東急東横線の旧・渋谷駅(地上駅)にも似ていますが、こちらは1~9号線まであり、さらに壮観です。
④ピカピカに磨かれた床
電車が入ってくると、ライトがホームに反射していることに気づきました。定期的にワックス掛けをしているという、その床はとにかくピカピカなのです。

阪急の電車はつややかなマルーンカラーの車体で有名ですが、車体のみならずホームもつややかで美しいものでした。
⑤ホームを彩る美しい花
ホームを見渡して目に留まるのが、各ホームの先端に植えられている美しい花。

各ホーム先端に美しい花壇が
この写真の撮影時に花を手入れされている方々がいらっしゃったので、定期的に手入れがなされているようです。素敵ですね。
⑥謎の「新聞原稿」ボックス
いくつかのホームの先端に、謎の箱が。「新聞原稿」と書かれています。

梅田駅3号線ホームにある「新聞原稿」ボックス
実はこの箱、新聞社の原稿などを電車で輸送する「託送」用のもので、運転手や車掌がこの箱に入れ、新聞社が回収するものです。2015年現在もわずかながら現役です。
⑦ターミナルを見下ろせるガラス張りのカフェ
再び改札口側を振り向くと、ホームの少し高い所にガラス張りのお店が見えました。
写真には写っていませんが、左側にも対称に、もう1つお店があります。

梅田駅のホーム先端にカフェを発見
気になったので、改札口に向かって右側のお店に入ってみました。

カフェからの眺め
おお!想像していた以上の絶景(?)が待っていました。あの広いターミナルが一望です。

右の窓を見てもホーム。

正面の窓を見ても、ホーム。

ひっきりなしに入れ替わる電車を眺めるもよし、行きかう人々を眺めるもよし。
変化し続ける景色に見とれて、ついついコーヒーも2杯目。
以上、阪急梅田駅ホームで驚いた7つの事をご紹介しました。
今回はホーム(改札内)のお話でしたが、改札を一歩出ると「ビッグマン前」という有名な待ち合わせ場所に人があふれていたり(東京で言う渋谷ハチ公前でしょうか)、縦横無尽につながっている地下街など、さらに色々な驚きや発見があります。
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