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進化した”スマイルトレイン” 西武鉄道、新型通勤車両「40000系」デビューへ

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西武鉄道は8月24日、新型通勤車両、「40000系」の導入を発表しました。ヘッドラインニュースでは既にお伝えしましたが、改めて解説をしながらご紹介します。

西武鉄道「40000系」とは?

「40000系」は、”スマイルトレイン”の愛称で親しまれている「30000系」の後継車両で、「人にやさしい、みんなと共に進む電車」がコンセプト。

「やさしさ」「沿線に寄り添う」「未来志向・先進性」をキーワードに、様々な「同社初」の設備が搭載されています。

西武鉄道 40000系 外観 デザイン

西武鉄道の新型通勤車両「40000系」外観イメージ

外観は「山の緑と空の青」をイメージした西武線沿線の風景や自然を感じさせるカラーリングとなっています。

「40000系」はココがすごい!

「30000系」と比べて様々な進化がみられますが、その中でも特に注目のポイントを4つピックアップします。

①ロングシートがクロスシートに変身

「40000系」では一部編成の客室用シートに、同社で初めて「クロスシート状態」と「ロングシート状態」に転換可能なシートを導入します。

西武 40000系 ロングシート 車内

西武「40000系」ロングシート状態の車内イメージ

西武 40000系 クロスシート 車内

西武「40000系」クロスシート状態の車内イメージ

②新たな車両バリアフリーの形を提案「パートナーゾーン」

「車いす」や「ベビーカー」利用客や大きな荷物を持つ乗客にも快適に利用できるスペース「パートナーゾーン」を初設置。

西武40000系 パートナーゾーン

西武40000系「パートナーゾーン」

車いすを固定することができる設備や軽く腰掛けられる新しいデザインの座席のほか、子どもたちが車窓の景色を楽しめるよう、従来より窓を大きくするなど「電車に乗る楽しみ」も提供します。

西武40000系 パートナーゾーン イメージ

西武40000系「パートナーゾーン」利用イメージ

③車内に「プラズマクラスター」搭載

車内環境向上の取り組みとして、同社初となる「プラズマクラスター」を搭載。車内の空気を浄化します。

④約40%の省エネ

「40000系」ではアルミ合金による軽量化、VVVFインバータ制御装置、LED照明のほか、最新技術のモーター(PMSM)を採用し、従来の省エネ車両に比べて電気使用量を約40%削減します。

いつから乗れるの?

「40000系」は2017年春以降にデビュー予定。10両固定編成×8本の80両が導入される予定です。具体的な運行開始日は、改めて発表されます。

西武鉄道によると「40000系」の運行路線は西武池袋線、新宿線、拝島線を予定。なお一部の編成は地下鉄直通対応車両となります。

画像提供:西武鉄道

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